STOP!改善戻し!

輸入車の改善戻し問題について

輸入車の流通が進む昨今、輸入車業界では残念ながら「改善戻し」が大きな問題となっております。外国自動車輸入協同組合(通称FAIA)では法令遵守に対する取組みを行っておりますが、業界に対する指導を強化して参ります。

改善戻しとは

海外の車が日本の公道を走る為には日本の保安基準を満たす必要があります。例えば、アメリカの本国仕様の場合、ほとんどの車のウィンカーは赤ですが日本ではアンバー(オレンジ色)が義務付けられている為、改善作業をしないままの状態で公道を走ってしまうと違反となってしまいます。また、SUVやバンなど車高の高い車両に義務付けられている「直前直左鏡(又はサイドカメラ、フロントカメラ等)の装着」についても同様に、装着されていない場合は違反となります。

この他にもサイドマーカーやマフラーの向きなど、日本の公道を走る為には様々な変更が必要となります。FAIA加盟店で販売されている輸入車は日本の保安基準を守っておりますが、スタイルが損なわれるという理由から登録や車検後に元の海外仕様に戻してしまう販売店(非加盟店)があり、この行為を私たちは「改善戻し」と呼んでいます。「改善戻し」を行った車両が公道を走る事は道路運送車両の保安基準違反として罰せられます。

<参考資料>
国土交通省 道路運送車両の保安基準
国土交通省 直前直左確認鏡の技術基準

改善戻しへの取組み

FAIAでは全組合員及び整備ネットワーク会員に対して「改善戻し」について定期的な注意喚起及び指導を行っております。また、改善作業の代行、改善部品の廉価供給など改善戻し問題を未然に防ぐ為のサポート体制を整え、全加盟店とともに輸入車業界の清浄化を目指し尽力しております。改善戻し問題につきましては、今後も様々なツールを用いながら継続していく所存です。

改善部品に対する加盟店サポートについて

FAIAでは加盟店に対して直前直左(右)鏡の対策部品としてサイドカメラやフロントカメラ、モニター、コントロールユニットなどを廉価供給し、灯火器類の対策としてサイドマーカーの取付けやヘッドライトの光軸加工(日本仕様ロービーム加工)など改善作業全般を代行しております。

輸入車の取扱いが少ない店舗様もFAIAにご加入いただければ改善作業をはじめ、輸入車に関する様々なサポート体制をご用意しております。当組合への加入をご検討いただいております皆様はぜひ一度ご連絡下さい。加入に関する質問・相談・お申込みにつきましては電話又はお問合せフォームよりお気軽にご連絡下さい。皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。

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